新シリコン

新しく試した透明シリコン。

これの型を作る時に使用してみました。

以下特性
価格:リーズナブル
硬さ:すごく硬い
引き裂き強度:すごく高い
レジン劣化強度:多分高い
収縮率:低い
ここまではすごく良い。
今後はこのシリコン一択でいこうと思ったほど。
以下問題点。
・水飴みたいに硬いので攪拌するのが大変
・気泡が抜けない粘度なので真空槽が必須
・硬化後もすごく硬いので型をカットするのが大変
・レジンで複数回抜くと型が反ってくる
攪拌が大変なのはまあ良いです。
手持ちの真空槽でも完全に気泡を抜くのは無理でした。
でもまあ良い。
型のカットも慣れるでしょう。
問題はレジンで10回も抜いてないのに型が反り始める事。
外側に反るのでテープ巻けばなんとかなるけど…20回とかは難しいのかなぁ…
型の表面はまだまだいける感じだけど。
硬いので片面の膨張なり収縮の影響をもろに受けるのだと思う。
これは結構致命的。
じゃあ使い物にならないかといえばそうでもない。
多分このシリコン、キャスト業者で「液ゴム」として扱ってる素材と同じ。
硬さも質感もこれと同じだと思うんだよなぁ。
この発見は大きな収穫!
ワックス複製なら反る事もないし。
次回はファストキャストの使用と合わせて書いてみたいと思います。
新素材

新素材「SDWAX」。どうやら造形的な製作を主眼において作られたワックスらしい。
気になったので購入。今後使ってみてから感想などもかこうかと。

値段は普通のハードワックスよりもけっこう高め。2~3倍はするかな?
まあ、使いやすければ多少高くても買う価値はあるからね。

ん…「SDワックスプロ」を名乗っているわりには通常のハードワックスを使った事が無い人向けの説明書だな。
気になったのでホームページの方をさらっと見てみた。
通常のハードワックスとの比較が書かれているんだけど、どうも必要以上にハードワックスを悪く書いているようにしか思えない。
例えば
「ハードワックス」→プラスチックが入ったとても固いワックスです。とても力が必要で扱うのが大変な固さです。
そんなには硬くないって…。
「ハードワックス」→完全なデザインを写したあとに削っていくのみで製作します。
いや、盛ったり削ったりするよ。
「ハードワックス」→たくさんの工程を経て仕上げしていき最後のやすり目をなくすのにストッキングで磨いたりします。
ワックスの表面仕上げにそんなにたくさん工程はいらないと思うのだが…。個人的にはストッキングとか使わんし。
「ハードワックス」→削るのみのワックスの為修正はほぼ不可能です。
コレに関してはもはやウソ…。盛りなおしできるし。というか逆に盛り直しできないワックスってあるのか?_
「ハードワックス」→彫金工具一式。スパチュラセット~リューターまで大量な工具を必要とします。総額6万円前後。
ワックス加工道具の比較なのになぜか彫金工具一式の値段を…。ワックス加工用の道具なら5千円くらいでわりと揃うよ。
「ハードワックス」→例)甲丸リング1本(シンプルでデザインのない普通のリング)製作: 約5時間位
これに対してSDWAXなら40分程度と書かれている。時間的な事は個人差があるからなんとも言えないがハードワックスで300分かかる人がSDワックスで40分で作れるとは思えない…。
結局、今回何が言いたかったかというと
「ちょっと期待して買ったのに使う前から疑心暗鬼になるような説明が多すぎるよ!!」
この会社の人見てたらごめんね。
実際使ってみて凄くよかったら「褒め殺す」よ。
悪かったらクソミソに書くけど。